食べられる野草の記事を書いてからというもの、見る花見る花食べられるのか気になってしまう私・・・
この季節に気になったのは、夏を代表する花…そう、ひまわりです!
ハムスターや小鳥等、ペットのえさとして有名なひまわりの種がヒトにとっても食用として有用なのは知っているのですが、葉や茎、花びらの部分はどうなのでしょうか?
あまり食べるという話は聞きませんよね。
そこで今回はひまわりの種以外の部分は食べることができるのかを調べてみました!
ひまわりは食べられる!
結論からいいます。
ずばりひまわりの茎葉および花弁は可食できます!
そもそもヒマワリはキク科の植物であり、同じキク科の植物にはシュンギクやヨモギなど食用として有名なものも多くあります。
そういえば以前調べた食べられる野草ハルジオンやタンポポもキク科でしたね。
⇒野草ハルジオンの食べ方!隠れた春の味覚+糖尿病予防効果も!?
⇒公園のたんぽぽは食べられる?たんぽぽに秘められた栄養価&効能が凄い!
春の七草に数えられるゴギョウ(ハハコグサ)も実はキク科です。
キク科の植物はキオンやヤグルマギク、ヒレアザミなど有毒なものも数種ありますがそのほとんどは食べることが可能。
味は独特な苦みがあるものの、しっかりあくを抜きおひたしや天麩羅にするとなかなか美味なんだそうです。
ただ、どんな植物もそうですが、一番おいしいのはやはり新芽や若葉などの柔らかい時期。
ひまわりはかなり大きく成長するために花や種子をつける段階まで来た葉や茎はとても固く、残念ながらあまり食用には向きません^^;
成長前の柔らかい段階ならば美味しくいただけるのでしょうが、その葉や茎以上に成長後の種子の栄養価が高く、抽出されるオイルも有用なひまわり。
こういった理由からあまり葉や茎は食べられてこなかったんでしょうね。
また、花びらについてですがこちらは食べようと思えば一応食べられるというもので、決して美味しいものではないようです。
東北の一部の地域ではキクの花を普通に食べたりもするらしいですが、しっかり食用菊として栽培されているもの以外は苦みも強いみたいですしあまりお勧めはできないようですね。
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余談ですが、一般に栽培されるヒマワリと非常に近縁な種にキク亜科ヒマワリ属の「キクイモ」という植物があります。
別名エルサレムアーティチョークとも呼ばれ、塊茎が食用として定着しているようです。
日本ではあまりなじみがないものですが、岐阜県・長野県・熊本県ではこの「菊芋」の味噌漬けなどを特産品として地域振興に役立てているところもあるとか。
味はイタリア料理に使われる野菜「アーティチョーク」に似ているということですが機会があったらぜひ食べてみたいものです^^
いかがでしたか?
あまりヒマワリの葉を食べるという話を聞かなかったのにはやはりそれなりの訳があったんですねー。
花が魅力的なひまわり、途中で切ってしまうのはやはり惜しいですよ。
でも味はやっぱり気になるという方は自分で育てているひまわりの若葉を1~2枚もらっておひたしにでもしてみてはいかがでしょうか?
私も調べてみて、家のプランターで成長中のひまわりを少し拝借しようかなという気になりました(笑)
あなたも気になったらぜひ試してみてくださいね^^