皆さんの家庭に、キャベツはいつもあると思います。

年中、何かに使いますよね。

くせもなく、食べやすい野菜だと思います。

 

毎日何気なく食べているキャベツですが、いったいどんな栄養素があるのでしょうか?

また、どう調理したら栄養素が効果的に摂ることができるのでしょうか。

春には春キャベツも出回るので、たくさん食べたいですよね。

 

今回はキャベツをおいしく食べられて、栄養もたっぷり摂れる方法を紹介したいと思います!

 

キャベツに含まれる栄養素は?

 

キャベツに含まれる栄養素で一番多いのは、ビタミンCです。

特に葉っぱの外側の濃い緑色の部分に多く、次いで芯の周辺に多く含まれます。

 

また、キャベツにはビタミンUという珍しい成分が含まれています。

このビタミンUは、キャベジンという成分で、胃腸薬の名前に使われるほど胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治癒に効果があります。

 

他には、ビタミンK、カロテン、カルシウムが含まれています。

 

普通野菜のカルシウムはあまり吸収されないものなのですが、キャベツは例外。

含まれるビタミンK骨へのカルシウムの沈着を助けるためなんと牛乳と同程度のカルシウム吸収率を誇るんです!

骨粗鬆症の予防にも効果がありますね。

また、ビタミンKには血液の凝固作用があります。

怪我をした時、傷口を早く治したい時は、キャベツを食べると良さそうですね。

 

キャベツの外側の葉の緑色部分に多く含まれるカロテン体内で必要な量だけビタミンAに変わり、残りは抗酸化物質として働きます

このビタミンAは、がんの予防や活性酸素の害から体を守ってくれます

 

春キャベツは、8月のキャベツと比べるとカロテンは約3倍多く、ビタミンC含有量も夏より高いそうなので春キャベツの季節は逃さない方がいいかもしれませんね!

 

▼紫キャベツとの比較記事はこちら▼

紫キャベツとキャベツの違いって?驚異の栄養価と食べ方の注意点。

 

キャベツの栄養素流出にご用心!

 

よく千切りにしたキャベツを水に浸けたりしますね。

しかし実はこの方法、ビタミンCなどの水溶性の栄養素を減少させてしまいます

水につけておくと5分後にはビタミンCが2割も減ってしまうそうなので、しゃきっとさせるために水につけるにしてもせいぜい2~3分ほどで早く水を切った方が栄養面ではよさそうです。

また、キャベツに特有のビタミンUも水溶性のビタミンなので、水へのさらしすぎにはくれぐれも注意しましょう。

スープや煮込む料理の時は、汁ごと飲むといいですね。

ビタミンUは、酸に強いのでマヨネーズや酢を含むドレッシングと一緒に食べるのは問題ありません。

 

ちなみにキャベツは繊維質が多いですが、生キャベツの繊維質は消化が良くないので食べ過ぎには注意しましょう。

 

生?蒸す?炒める?栄養面から最も効果的な調理方とは!

では「栄養を効率よくとる」という面から考えた場合、一番よい調理方法はなんなのでしょうか?

 

の利点はなんといってもビタミンCなどの栄養素を壊さずに体内に取り入れることができる点。

水に浸けすぎずに、早めに水気を切って食べましょう。

しかし、たくさんは食べられないという欠点もあります。

 

蒸すと、加熱して細胞膜を壊すことで、栄養を吸収しやすくなります

熱を加えてかさを減らすことで食べる量を増やせるという利点もありますね。

 

炒めると、ビタミンCは減りますがカロテンは油と調理することによって効率的に吸収できます

 

上記の点から総合的に考えると、キャベツの栄養を逃さないベストな調理法は

短時間蒸す

です!

 

圧力鍋や電子レンジで短時間蒸すだけなら、量もたくさん食べられますし、ビタミンCの損失も少なくすみます。

蒸すことによって、キャベツの甘みも出てきて、おいしくなりますね。

 

タジン鍋で豚肉と重ね蒸しをしたり、ツナ缶のツナを入れて電子レンジで蒸して、マヨネーズ、醤油、はちみつをタレにして食べたり・・・アレンジもしやすそうです。

同じく電子レンジで蒸して、かつお節をかけて、マヨネーズとポン酢で食べるというのもおいしそうです。

 

ちなみに、電子レンジで蒸す時間は1分から2分くらいがベスト

あまり加熱しすぎるとビタミンCが損なわれますので注意して下さいね。

 

***

いかがでしたか。

今回調べてみてキャベツはとても奥が深い野菜だと感じました。

私もこれからはキャベツを長く水に浸けないようにし、栄養素のことも考えて野菜を食べようと思います。

 

特にこれからの時期は、栄養価が高くおいしい春キャベツの季節を逃さないようにしたいですね!

春キャベツは柔らかいので、生でも食べやすいそうですよ^^

 

▼キャベツの千切りについての記事はこちら▼

 キャベツの千切りをシャキシャキにする最強のコツとは?

 

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