ニンジンといえば鮮やかな橙色が特徴ですよね。

通年通して食卓を彩る家庭野菜の代表選手です。

 

でも、実は紫色の人参があるってご存知でしたか?

ただでさえカロチンを多く含む緑黄色野菜である栄養価抜群の人参ですが、この紫色のものは通常の人参よりもさらに栄養価に優れており、味もおいしいそうなのです!

 

気になったので、この珍しい紫人参の栄養価や味、品種、入手方法や価格、さらにはおすすめの調理方法まで詳しく調べてみました!

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普通のニンジンと栄養価を比較!

 

紫人参の特徴はなんといってもその紫。

これは、ブルーベリーなどにも含まれるアントシアニンと呼ばれる色素によるものです。

 

このアントシアニンは強い抗酸化作用を持ち、様々な病気の原因といわれる活性酸素に対抗してくれます。

その結果、がんをはじめ動脈硬化や抗炎症作用・老人性痴呆症の予防に役立ちます

「老化」の原因と言われているのも活性酸素ですから、抗酸化作用のあるアントシアニンはアンチエイジングにも効果を発揮してくれるでしょう。

また、アントシアニンは眼精疲労の予防や視力の維持・向上にも効果的。

「ブルーベリーは目にいい」といいますが、同じ紫色のキャベツやニンジンにも同じことが言えます。

 

▽紫キャベツについての記事はこちら▽

紫キャベツとキャベツの違いって?驚異の栄養価と食べ方の注意点。

 

アントシアンはポリフェノールの一種ですが、紫人参には普通の人参と比較して約10倍ものポリフェノールを含みます。

だからといって橙色の人参に含まれる栄養素が損なわれているわけではなく、ベータカロチンやカリウムなどの栄養素も豊富に含んでいるというのですから嬉しいですね。

ビタミンCも橙色のものと比較すると多く含んでいるため、とても美容にいい野菜といえるでしょう。

 

味は?


気になるお味ですが、なんと野菜だというのに糖度は約12度もあります。

一般的な人参が6~8程度、ジュースなどに使われる甘ーいフルーツ人参でも8~11程度なので、かなり甘いということが想像できますね。

普通の人参も野菜の中では甘いほうですが、さらに上をいく甘さのようです。

(参考:ニンジンの糖度測定)

 

どんな品種があるの?

 

ひとことに「紫ニンジン」といっても様々な種類があります。

人気の品種をまとめてみました。

 

■パープルスティック

パープルスティック 出典元

皮は紫、中はオレンジ色の品種。

 

■パープルヘイズ

外は紫・中は橙。

耐寒性に優れるため家庭菜園などで人気の品種。

 

■パープルスイート

紫人参(パープルスイート) 出典元

皮の紫と中のオレンジが際立って鮮やかな品種。

彩りを活かした料理に最適。

 

■ダークパープル

 出典元

中まで紫!

アントシアン含有量も増えていそうですね。

 

■パープルパープル

 出典元

こちらも内部まで紫色の品種。

 

価格・入手方法は?

 

さてこんなに栄養価抜群な紫人参ですが、普通のスーパーではまずお目にかかることはないですよね。

その理由はやはり栽培農家が少ないことによる価格の高さと、認知度の低さにあるでしょう。

 

直接購入したければ、少し高級で他にはない野菜を取り扱っているスーパー・店舗に出向くか、育てている農園に直接出向いて直売で買うかになるでしょう。

ただ、今はネットも普及していますので、通販でもいいと思います。

 

楽天では500gの紫人参が650円で売られていました。

 

 

楽天以外でも自然派食品、農園のサイトなどで販売しています。

ただ、どのサイトでもかなりの人気のようで、入荷してすぐに売り切れてしまうということも珍しくないそうです。

 

また、やはりお値段は普通の人参に比べると高価ですね。

一般的な人参よりも小ぶりなわりに、一本当たりの価格はスーパーの安売りの人参(一本約40円)と同等かそれ以上となります。

 

種から育てるのがおすすめ!?

 

買いたいけれども売り切れていて手に入らない。。

そういうこともあるかもしれません。

そんなときには、自ら種を買って育ててみるのもおすすめです。

 

 

amazonや楽天、近頃はホームセンターなどでも紫人参の種は取り揃えられています。

自分の手で育てたものでしたら農薬の心配などもありませんし、なにより新鮮で美味しいですよね^^

庭があるご家庭はもちろん、最近は庭がなくても人参を育てる方法などもあるようなので是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

(参考:牛乳&ペットボトルで栽培 人参・大根

 

おすすめの調理方法

 

紫人参特有のアントシアニンは熱や冷凍加工によってその成分が損なわれるものでありません。

 

ですが水溶性で調理の際に色素が流出しやすいため、他の食材と一緒に料理をする際には別に調理して混ぜ合わせるなどの工夫が必要となります(別に色が映っても構わないというのなら別ですが^^;)。

 

糖度が高く、生で食べても十分美味しいので、レシピサイトなどを見ても生のまま野菜スティックやサラダなどにして食べる方法が人気のようですね。

確かに綺麗な紫色や、オレンジ色とのコントラストはサラダにするととても見栄え良く仕上がりそうです。

 

また、アントシアニンなどのポリフェノールは特に皮に多く含まれるため、皮をむかずに調理するというのも大きなポイントとなります。

これは普通の人参にもいえることですが、ピーラーなどで皮をむくのではなく、しっかりと洗ってそのままいただくのが正しい食べ方なんだそうですよ。

 
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いかがでしたか?

ここ数年注目されている紫野菜ですが、本当にいいことがいっぱいで是非サラダにして食べてみたいですね^^

 

私の近くのスーパーなどではやはり取扱いはないので、これからもっと普及して入手しやすくなったらいいなと思います。

 

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