出典元 季節の花 300

 

春になると、いよいよお花見のシーズンが始まります。

満開の桜の下でお花見っていいですよね。

ひらひらと舞って落ちてきた花がお弁当に入ったり、お茶に入ったりした経験もあると思います。

そんな時「あれっ、桜の花って食べられるのかな?」と疑問に思ったことはないでしょうか?

桜の花の塩漬けは食べられますが、そのままの花びらは食べていいのか?

私も疑問に思っていました。

見て美しい桜ですが、食べてもおいしいなら最高ですね。

というわけで今回は桜料理について調べてみましょう!

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 公園などに咲いている桜は食べられるのかな?

 

普通に公園などに咲いている桜を食べてもそれ自体に害や毒はないらしいです。

ただ、一般的に桜の花の塩漬けにされているのは、「普賢象」「関山」などの八重桜です。

八重桜は色が濃く、豪華に見えるので、食用に使われるんだそうです。

また、桜餅の葉っぱは大島桜が使われています。

これは、柔らかくて食べやすいからと、独特の香りが大島桜でないと出ないからなんだとか。

この食用の桜の葉は80%が伊豆地方で生産されており、伊豆半島や伊豆大島では、桜の葉を採るためだけに大島桜を生産しています。

 

それ以外の染井吉野などは食べてはいけないのかというと、そうではないのですが、他の桜は味もあまりしないし、草木の味しかしないそうです。

公園の桜は農薬を使用している可能性もあるので、むやみに食べない方が良さそうですね。

 

桜の香りを出す方法

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桜餅のいい香りは心を落ち着けてくれますよね。

あの桜の香りはどうやって出しているのでしょうか。

 

桜の花や葉っぱは、塩漬けにすると糖分が分解され、クマリンという物質が生成されます。

実はそのクマリンが桜のいい香りの正体なんです。

香りが強いことで桜餅などに使われる大島桜の葉っぱには、クマリンが多く含まれているそうですよ。

ただし、クマリンには肝毒性があるので、日常的に大量摂取するのは良くないそうです。

 

その他食用に適しているのは、花の見栄えのいい八重桜(普賢象、関山など)で、葉っぱは大島桜が、葉の大きさや厚みが適しています。

実を食べるなら、セイヨウミザクラという種類の桜が適しています。

日本の佐藤錦など、生食されるさくらんぼのほとんどはセイヨウミザクラです。

 

塩漬け・ジャムなどのレシピ

食べられる桜というと、桜の塩漬けを桜湯にしたり、桜ごはんにしたり、お吸い物や茶碗蒸しに入れたり、アンパンのヘソに使ったり、大福に入れたり…といったものが思い浮かびますね。

多くの桜料理に使われるこの桜の塩漬けはどうやって作るのでしょうか?

それではその作り方を桜ジャムのレシピと共にご紹介します。

 

【桜の塩漬け】

詳しいレシピ・作り方はこちら

【材料】

6から7分咲きの八重桜(関山が良いそうです。)を軸ごと摘んだものを100から150花

白い塩その1 大匙3.5杯

白い塩その2 100g以上

梅酢かワイン酢 大匙4杯

 

 

【桜の花のジャム】

 詳しい作り方・レシピはこちら

【材料】

桜の花(八重桜)50g

砂糖50g

レモン汁大さじ1から2杯

水100cc

粉末ペクチン小さじ1から2杯

 

***

いかがでしたか。

見て美しい桜ですが、食用にするにもなかなか奥が深いですね。

桜の塩漬けや桜の花のジャムを、家で手作りする方もいらっしゃいます。

桜の塩漬けともち米を炊いたら、桜ごはんになっておいしいそうですね。

 

今年は桜を見るだけではなくて、是非味にも注目して楽しんでみてはどうでしょうか。

私も桜餅が好きなので、春が来たらたくさん食べたいと思っています^^

 

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