数年前から美容健康において人気のアセロラやアサイー。
スーパーフルーツとも呼ばれるこれらのフルーツはハリウッドセレブや芸能人の愛用者も多く、メディアでもよく紹介されていますよね。
スーパーフルーツの一番の特徴はその抗酸化力。
老化の原因となる活性酸素の働きを抑制し、優れたアンチエイジング効果を発揮します。
ビタミン類も多く含みヘルシーで、美しくありたいと願う女性たちにとっては願ってもないフルーツなのです!
そんなスーパーフルーツですが、現在ブームとなっているアサイーを皮切りに今ではマキベリー・バオブパウダーなど様々な種類の果物が入手できるようになりました。
そこで今回は
アセロラ・ブルーベリー・アサイー・マキベリー・バオバブ・カクタスフルーツ・シーバックソーン
といった古くからなじみのあるものから最近注目度急上昇のニューカマーまで7種のスーパーフルーツの栄養価を比較してみたいと思います!
アンチエイジング&美肌に効果抜群スーパーフルーツ!
【アセロラ】
アセロラドリンクなどで日本ではおなじみのフルーツ。
(以下100gあたり)
ビタミンC 1700mg
葉酸 45mg
カリウム 130mg
βカロテン 370mcg
抗酸化作用の高いポリフェノール“アントシアニン”“ケルセチン”をバランスよく含み、抗酸化力の指標H-ORAC値は12443。(参考:ニチレイフーズ)
スーパーフルーツの中でも屈指のビタミンC含有量を誇り、美白や美肌に効果抜群!
ちなみに・・ビタミンC含有量トップはアセロラに似た果実「カムカム」
世界一といわれるそのビタミンC含有量はなんとアセロラの2倍(レモンの60倍)=3400mg!
アセロラよりも入手は困難ですが、半端じゃない栄養価ですね。
【ブルーベリー】
元祖スーパーフルーツ。
日本国内でも栽培され、なんといっても入手しやすく美味しいのが魅力。
ビタミンE 1.7mg
食物繊維総量 3.3g
ORAC値 6552(参考:ORAC値の高い食品TOP100)
眼精疲労に効果的といわれるポリフェノール“アントシアニン”を多く含みます。
ビタミンEは血液をサラサラにする効果があるため高血圧の改善にも効果が期待できます。
【アサイー】
スーパーフルーツブームの火付け役。
ブラジル・アマゾン原産のヤシ科植物の果実で抜群の抗酸化力を誇ります。
食物繊維 2.1g
鉄 0.50mg
カルシウム 35.3mg
ビタミンE 3.3mg
ポリフェノール 0.29g
上記の値は日本食品分析センターの調査結果らしいですが、Wikipediaにはポリフェノール4.5g、鉄分はレバーの三倍(=21mg)と書かれています。
どれを信じればいいのかいまいち情報が錯綜している状態ですが、ポリフェノールやビタミンEを多く含み、抗酸化作用・美肌効果・動脈硬化などの予防にすぐれているのは確かです!
ORAC値は102700です。
アサイーボウルやスムージーにして食べるのが人気ですね。
【マキベリー】
ミランダ・カーやローラが愛用していることでも話題となったミラクルフルーツ。
詳しい栄養成分は見つかりませんでしたが、そのポリフェノール含有量はアサイーの5.4倍でビタミンC,Eやカリウムも多く含むんだそうです。
確かにブルーベリーやアサイーと外見も似ていますし、紫色なのでアントシアニンも多く含まれていそうですね。
抗酸化値についても様々な情報がありますが、ORAC値の高い食品TOP100によればORAC値は75000。
ただしこれは粉末状態で、アサイーなどの果物とは状態が違うため単純に比較するのは危険です。
ネットではマキベリーの抗酸化力がアサイーの7倍としているサイトもありました。
もし本当にポリフェノールがアサイーの5.4倍ならばORAC値もアサイーをはるかにしのぐ結果となってもおかしくはないでしょう。
【バオバブ】
最近注目をあつめるニューフェイスバオバブ!
(美肌に絶大な効果のスーパーフードバオバブ!栄養,価格,購入先は?)
Baobab fruit company の調査結果によれば
ビタミンC 200-300mg
ビタミンA 200mcg
カルシウム293-300mg
鉄 7mg
食物繊維 45mg
これはビタミンCがレモンの3倍、カルシウムが牛乳の3倍、食物繊維がゴボウの8倍、鉄分がモロヘイヤの4倍という驚異的な数値です!
ORAC値はおよそ40000。
アサイー・マキベリーには劣るもののブルーベリーやクランベリーをはるかにしのぐ抗酸化力をもちます。
スーパーフルーツの中では食物繊維が抜群に多いのでダイエットや便秘解消など、からだの中からスッキリときれいになれそうですね。
【カクタスフルーツ】
葉も食用として注目を集めるウチワサボテンの実。
(食用サボテン「ノパール」の栄養価が凄い!調理法も様々な新食材の魅力とは。)
果肉は真っ赤で希少な色素ベタレインを多く含みます。
紫色の色素であるアントシアニンが高い抗酸化作用を発揮することは前述していますが、このベタレインも非常に高い抗酸化力をもつんだそうです。
こちらはまだまだ栄養素など未知な部分の多いフルーツですが、食物繊維やビタミンCも多く含むうえ味も甘くて美味しいらしいので、個人的には数年後のブームを感じずにはいられません!
【 シーバックソーン】
多くのスーパーフルーツが南米原産なのに対して、イギリス~モンゴル・インドなどのユーラシア大陸に自生するこちらのシーバックソーン。
種子部分のみならず果実部分にも油脂を含む稀有なフルーツで、近年その驚異的な栄養価が解明され注目が集まっています。
ビタミンC 2750mg
ビタミンEがかぼちゃの23.4倍=約50mg
鉄分がほうれん草の3.4倍=6.8mg
不飽和脂肪酸がゴマの3倍=129g
(参考:ビーグレン、イエロードクタージャパン)
ビタミンC,E、鉄分、どれをとっても他のスーパーフルーツにひけをとらないどころかこれは・・・!!!
とくにビタミンEの数値は目を疑うほどです(つい何回も計算しなおしました)。
豊富なビタミン類に加えフラボノイド、アミノ酸などを含み抗酸化作用も抜群!
果実や種子に含まれる油脂はコレステロール値を健全に調節する働きのある不飽和脂肪酸(詳しくはこちら)が主成分になります。
さらにこのシーバックソーンのオイルには紫外線によるダメージに対する改善効果、傷口の回復への改善効果 、火傷の治癒への改善効果などもあります。
これは美肌にも効果的なパルミトオレイン酸の効能によるもので、美容以外でも多くの可能性を秘めたフルーツといえるでしょう。
シーバックソーンは「シーベリー」とも呼ばれ、日本の北海道でも栽培が始まっています。
タレントの平子理沙さんやトリンドル玲奈さんもこ「シーベリー(サジ)ジュース」をスタイル維持のために取り入れているとか・・気になった方はぜひ試してみてください^^
(※シーバックソーンについてコメントいただきましたので追記修正いたしました。ありがとうございます!)
いかがでしたか?
スーパーフルーツの栄養価を調べていると、普段食べている野菜や果物はなんなんだ!と思ってしまいます^^;
しかしやはりこれらのフルーツは普通より高価で入手もしにくいものが多いです。
自らのライフスタイルにあったかたちで上手に取り入れていけたらいいですね!
最近よく耳にする「シーバックソーン」実はサジーの事なんです。サジー/サジージュース/サジー… |
シーバックソーンは日本名シーベリーと呼ばれ北海道でロシア種の栽培がはじまりましたよ。美肌オイルのパルミトレイン酸
を最も多く含む品種です。
斎藤様
コメントありがとうございます!
おお、日本でも栽培が始まっていたんですね。
調査不足で申し訳ありませんでした。
斎藤さまのコメントを機に「シーベリー」ついて内容を追記いたしました。
またなにか気になる点がございましたらコメントいただけると嬉しいです^^