夏休みに避暑地などへでかけると目にする「高原レタス」。
いったい普通のレタスとの違いはなんなのでしょうか?
少し気になったので調べてみました!
意外と知らないレタスの旬は?
そもそも「高原レタス」という品種があるのかどうなのか?
答えはNO。
調べてみたところ、そんなものはなく「高原レタス」というのは通年通して出荷されるレタスのうち群馬や長野などの高原地帯で栽培されたものの総称のようです。
というのも、食卓におなじみのレタスは実はとっても栽培が難しい野菜。
生育適温は約15℃で、暑い日が続くとすぐに葉の成長が止まってしまうこともあるんだとか。
レタスの旬は4月~9月ですが、一番おいしい春先から夏場にかけて本物の土でレタスを栽培し、出荷できるのは日本全国でも限られた一部の高原地帯だけ・・・
そんなわけで、群馬県や長野県の冷涼な高原地帯から届けられるレタスに特別なブランドとして「高原レタス」という呼び名が定着したようです。
なるほど・・・品種として「高原レタス」というわけではなかったんですね。
余談ですが、「高原レタス」は夏場のレタス出荷量の大部分を占有するため、高原地の農家さんの重要な収入源となっているようです。
夏にレタスの出荷を頑張れば、オフシーズンはなにもしなくても暮らせるほどの収入があるとか・・。
「カンブリア宮殿」はじめ様々なメディアで紹介されている「長野県川上村」では年収1000万円を超えるレタス農家さんがたくさんいらっしゃるんだそうですよ。
うーぬ、たかがレタスされどレタス・・・
生産地が限定された野菜に目をつけ、一大ブランドにまで発展させた手腕は見事なものです。
ちなみに高原地帯で取れるレタスはいわゆる球状の結球レタスから最近人気のリーフレタスまで、すべてを「高原レタス」と呼びます。
また、秋や冬場に出回っているレタスはほとんどがハウス栽培のものです。
レタスをおいしく保存する方法
レタス生産日本一!本場佐久平又は北信州の高原レタス 長野産 1個 |
そんなおいしいレタスをできる限り長持ちさせるには?
これは前テレビで見た方法なのですが、茎の丸い部分に小麦粉をまぶしておくといいんだそうです!
これこれ、上の写真の丸い部分。
ここを包丁で薄くそぎ落とし、断面に小麦粉を塗ると茎部分から水分が失われていくのを防ぐことができるため、レタスが俄然長持ちします!
ちなみにレタスの新鮮さのポイントにこの丸い茎の部分が緑色をしているかというのがあります。
スーパーに並ぶレタスはここがピンク色になっていものが多いですが、直売所や宅配の朝どりレタスなんかは葉と同じきれいな黄緑色!
これも抜け出た水分が酸化することによって変色するらしいですからできるならあまり変色していないレタスを選びたいものですね。
【おいしいレタスの選び方ポイント】
①球が軽く、葉がふんわりとまかれているもの
②芯の部分が白~黄緑色のもの
③色は濃いものよりも薄いものを選ぶ
いかがでしたか?
なにげない疑問でしたが、個人的には謎が解けてすっきりしました。
これから夏に向けて本格的な旬を迎えるレタス。
サラダに料理に通年大活躍の食材ですが、これからは少し産地も気にして買ってみようかなと思います^^