ブライドルレザーをご存知でしょうか?
革の中でも最高級と呼ばれ、手間や時間をかけて作られた革で強度も風合いも抜群!
そんなブライドルレザーを使用したアイテムは自分で使うのはもちろん、旦那さんや彼氏へのプレゼントとしても最適です。
今回はそんなブライドルレザーの魅力と、この皮を使ったかっこいい名刺入れを紹介します。
ブライドルレザーとは?
【作り方】
ブライドルレザーとは、牛革の皮革をナチュラル・タンニンでなめして、蜜ロウなどのワックスを最終段階でアイロンや手で革の表面に何度も塗りこんだものです。
イギリスで1000年以上前から続く伝統的な製法で、革に何度もロウを塗りこむのは、繊維を引き締めるためです。
ナチュラル・タンニンなめしは有害物質を使っていないので、環境に優しいなめし方だそうです。
【製作期間】
ブライドルレザーを作るには、長いものでは1年半かかるため、皮革自体が非常に貴重で、群を抜いた価格で取引されています。
【由来】
ブライドルというのは馬具のことです。
ブライドルレザーというのは、馬具(手綱類)としてヨーロッパで生まれた革のことで、強い耐久性が求められたので、このような革が作られました。
【ブライドルレザーの特徴】
ブライドルレザーは、堅牢さと光沢の美しさが魅力です。
革の表面に浮き出た白いロウは「ブルーム」と呼ばれ、ブライドルレザーの証でもああります。
使用するうちに徐々にこのブルームが取れて、非常に美しい光沢が出てエイジング(経年変化)していきます。
そんな耐久性に優れたブライドルレザーですが、逆に硬い革であるために縫製が難しいといった面も持ち合わせています。
一つの製品として出来上がるには、熟練職人の技術が必要なのです。
【ブライドルレザーの手入れの方法】
※ブライドルレザー専用お手入れクリームセット
最初は革からロウが出てくるので、乾拭きをしましょう。
乾拭きをしていても表面にかさつきが出てくるようなら、皮革用クリームで油分を補給しなくてはなりません。
また、ブライドルレザーはタンニンなめしの革なので、水には弱いです。
雨の日に使う時には防水スプレーを使って、保護する必要があります。
革の表面にロウやオイルが噴出している時は、乾拭きでロウやオイルを革に擦り込んでから防水スプレーを使用しましょう。
そのまま防水スプレーをかけると白い皮膜が残ることがありますが、そういう場合は乾拭きすれば、目立たなくなります。
名刺入れはあまり外では使わないので、防水スプレーを使わなくてもいいかもしれませんね。
まさに、使い手が育てていく革という感じがします。
ブライドルレザーを使用した名刺入れ厳選3種
人気・品質ともにトップクラスの名刺入れを選びました!
ここのお店は、職人さんの手作りなので、商品が入ってくるのを待たなくてはなりませんが、待つ価値のある高品質な仕上がりには定評があります。
縫製も2ヶ月かけて行うお店で注文するところには「只今生産中です。」と書かれていることが多いです。
価格は、税込み22000円。
外側だけではなく、内側もブライドルレザーを使っており、ロウが浮き出る革の性質から、高度な職人さんでないと縫えない商品です。
色ははブラック、ロイヤルブラウン、ダークネイビー、ボルドーワインの4色。
どの色も素敵で、使うほどに味わいが出そうです。
「エッティンガー」
英国王室御用達のブランドです。
こちらの名刺入れは、外側がブライドルレザー、内側は馬の背中に当たるしなやかな革(パネルハイド)を使っています。
外側はブライドルレザーで強く、内側は使う人の指に優しく作られているんですね。
エッティンガーのブライドルレザーは、耐久性を保ちつつ、薄く削ぐことに心血を注いでいます。
それによって細い糸で縫うことができるし、ステッチのピッチも細かくできます。
何より二つに折っても厚みが出ない、スマートなレザーグッズを作っているブランドです。
またエッティンガーは、革の色使いに定評があります。
外側はシックな色で、内側は黄色が定番なんですが、春夏コレクションでは、内側の革の色をオレンジやレッドなどの色にした限定品も出てくるので、目が離せないブランドですね。
上品にブライドルレザーを楽しみたい紳士の方にお勧めしたいブランドです。
価格は、税込み21600円。
「グレンロイヤル」のフルブライドル名刺入れ
たくさん名刺を入れたい人や、カジュアルな雰囲気が好きな人には、このブランドをお勧めします。
生産国はスコットランドで価格は税込み18360円です。
この名刺入れは、側面に逆台形のマチがついたしっかりとした作りで約60枚の名刺をすっきり収納できるんです。
化学染料や顔料を一切含まない水性染料で染色されたフルブライドルレザーを使用しており、最初は薄い色に見えますが、年を経て濃い色になっていきます。
フルブライドルレザーは、ブライドルレザーよりも、よりエイジングが楽しめる革です。
お手入れして、どんどん革を育てたい方にお勧めします。
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【価格帯別】予算で選ぶ上質で鉄板なかっこいい革の名刺入れまとめ!【ブランド】
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いかがでしたか。
使う人によって革につやを出して変化させる楽しみもあるのでこの革にはまってしまうともう手放せなくなってしまいそうです。
プレゼントとしても男性は革製品が好きな人が多いので、きっと喜んでくれるのではないでしょうか?
こだわり屋さんの彼氏も満足させられそうですね。
カジュアルで遊び心のあるブランドもあるし、上品で紳士に似合うブランドもありますので使う人の個性で選んでみましょう。
どちらにしても一生物の名刺入れという感じがしました。
革製品は大事に使いたいものですね^^