新しい年も始まり、3月は卒業式、4月は入学式の季節ですね。
「子どもの卒業式・入学式に何を着て行こうかな?」と悩むお母さん方も多いのではないでしょうか?
持ち物なども考えてみたりして、「あれっ、コサージュはどうしよう?」と考えてしまう方も多いと思います。
そこで素朴な疑問。
入学式と卒業式で、コサージュは変えた方がいいのでしょうか?
コサージュに使われる花や素材はたくさんありますが、実はそれぞれについて決まりごとがあるのかもしれません。
今回はそんなコサージュのシーン別選び方についてまとめました!
卒業式と入学式でコサージュの種類や色を変えた方がいいの?
まず、卒業式は「卒業証書授与」という証書を授与する厳粛な式典です。
本来入学式よりも、格式が高い儀式です。
それで、スーツも黒や紺、グレーなどのダークな色を選ぶことが多いです。
入学式は新しい出会いの行事です。
スーツもクリーム色や、ベージュ、パステルピンク、白などを選ぶことが多いです。
このようにスーツの色が異なることからから、できれば卒業式と入学式でコサージュを変えた方がいいでしょう。
ですがもし両方使いまわしたいという場合は、オフホワイト、薄いベージュ、薄いパープル、淡いピンクなどの優しい色合いなら、卒業式・入学式の両方に使えそうですね。
素材は、シフォンやレース、サテンにすると、冬のイメージの卒業式にも、春の入学式にも使えていいでしょう。
卒業式に適したコサージュの種類・色は?
では、卒業式・入学式それぞれについて最適なコサージュについて調べていきましょう。
卒業式は前述したとおり厳粛な式典で、子どもの卒業を祝うという華やかな「お祝い」の式典でもあり、お世話になった恩師や友達との「お別れ」という面もあります。
なので華やかであっても、スカート丈やデザインにおいてあまり奇抜なものは好まれず、格式と厳粛さに重点を置いた服装が良いようですね。
そんな卒業式のコサージュについてはジャケットの生地と必ずしも同じ生地である必要はありません。
また、コサージュには造花と生花の二種類があり、生花のほうがフォーマル度が高くなります。
最近はプリザーブドフラワーのコサージュもあるようですが、こちらもどちらかというと生花よりでしょうね。
【フォーマル】生花>プリザーブト>造花【カジュアル】
造花のコサージュは昔からあり比較的カジュアルとされてきましたが、今は品質も良くなり十分フォーマルな場でも使えるようになっています。
卒業式に適した素材は、レース、サテン、ツイード、シャンタン、ベルベットなど。
ベルベットは秋冬の生地ですので、卒業式には使えますが入学式には不向きですかね。
スパンコールがついたものもありますが、あまりキラキラ光りすぎないものなら大丈夫。
卒業式のコサージュに向いている色は、ベージュ、ライトグレー、オフホワイト、グレーがかったブルー、薄いグレー、薄いパープル、ピンクなら淡いピンクです。
入学式に適したコサージュの種類・色は?
入学式は子どもの成長を祝うとともに、新しい出会いの式典でもあります。
そして季節は爽やかな春の4月ですよね。
お母さんの着るスーツも、クリーム色やベージュ、パステルピンクやホワイトなどの春らしい色合いのスーツがふさわしいと言われています。
でも、紺やグレーのスーツでも、コサージュで春らしさを表現すれば大丈夫!
入学式にふさわしいコサージュの色は、春らしいベージュ、サーモンピンク、薄いピンク、オレンジ、イエロー、グレー、オフホワイトなどです。
素材もレースやシフォン、サテンなど軽い素材が良いでしょう。
コットンや麻素材はカジュアルすぎるので、式典には不向きです。
また、ファーやベルベットは秋冬素材なので、入学式には向きません。
椿や梅など冬っぽいイメージの花の造花もやめておいた方がいいかもしれませんね。
桜やバラなど春をイメージする花やオールシーズンOKのものを選びましょう!
逆にあまり卒業式にも入学式にも適さない種類・色は?
それぞれに適するコサージュをご紹介したところで、つけていってはいけないタブーのコサージュについてもご紹介しておきますね!
まずNGなのは、真っ黒なコサージュです。
喪を表しているので、お祝いの場所ではやめておきましょう。
奇抜なゴールドや、えんじ色もやめておいた方が良さそうです。
ちなみに薄いグレーは大丈夫です。
コットン、麻、ニット、フェルト素材、皮革素材はカジュアルなので、フォーマル向きではありません。
***
以上、入学式&卒業式のコサージュ選びについてでした!
いろいろあげましたが、「私はこの色にしよう。」という気持ちが固まってきましたでしょうか。
学校によっては、卒業生が生花のコサージュを作るという学校もありますし、私立の学校では、お母さんのスーツは濃紺と決められている学校もあるそうです。
地域性もあって、卒業式は代々ブラックフォーマルという地域もあります。
心配なら、その学校の卒業生のいるお母さんに聞いてみるのも一つの手かもしれませんね。
お子様の大切な式典ですから小物にも色々迷ってしまいますが、必ずしもこれでなくてはならないという色はないと思います。
お子様が主役の式なんですから…^^
成長した子どもの晴れ姿を見るのが本来の意味。
お祝いの気持ちを込めて、あなたらしいコサージュを選んでみてください。
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