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住肉胞子虫という虫をご存知でしょうか?

 

主に野生動物の体内に住み着く寄生虫なのですが、こいつ、かなりの高確率で野生動物に寄生しているんだとか。

 

今はジビエ料理(狩猟鳥獣肉料理)が流行っていますよね。

住肉胞子虫は人が知らずに食べてしまうと替わりに人を宿主にする…などという恐ろしいことはありませんが、食中毒症状がでるんだそうです。

食中毒が出なくたって、寄生虫を食べていると思うとあまり食の進まない人もいるかもしれませんよね><

まぁ、寄生虫ひっくるめて野生の肉!て感じがしますから私はありだと思いますけれど・・・でも健康被害が出るのは嫌です。

 

今回は気になったので、住肉胞子虫などの寄生虫に限らず、野生動物の肉に潜む危険について調べてみたいと思います。

 

▼住肉胞子虫が話題となった記事▼

シカ・イノシシのジビエ料理、寄生虫ご用心

 

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野生動物の肉にはかなりの確率で寄生虫が潜んでいる!

主に食用とされる野生動物にはシカやイノシシなどがよくあげられます。

上記の記事で行われた調査によるとシカは9割前後、イノシシも4割前後、住肉胞子虫に寄生されているということですから、まぁジビエ料理をいただく、または作る際には「入っている」ものとして臨んだほうがいいでしょう。

食肉部位だけでなく、内臓にもまた別の寄生虫が潜んでいることもあるので要注意です。

 

野生動物の肉に潜む危険~寄生虫・菌~

 

【住肉胞子虫】

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大体の大きさは約400㎛(0.4mm)ほど。

生物の肉組織や臓器組織に入り込んで生活・生殖活動を行う寄生虫で、住肉胞子虫とひとくくりにいっても、様々な種類がいます。

基本的には種類によって宿主(終宿主と中間宿主)が決まっているのですが、どうやらヒトが宿主になりうる種類がシカやイノシシの中にも入っていたようですね。

食べてしまうと下痢・嘔吐などの食中毒症状をひきおこします。

 

槍形吸虫
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シカの肝臓などに寄生し、人が食べてしまうと肝炎や胆管炎を引き起こす寄生虫。

寄生虫には中間宿主と終宿主がいて、中間宿主の内部で成長や無性生殖をして終宿主の内部で有性生殖・・・つまり卵を産んで増えるというしくみになっています。

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この槍形吸虫の中間宿主はカタツムリ→アリ、そして終宿主にはヒトがばっちり入ってしまっているので体に入れてしまうと大変危険だということですね。

胆管のあたりで生活する寄生虫のようなので胆管周辺に炎症が起きてしまうようです。。

 

ウェステルマン肺吸虫

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主にイノシシの肉に潜む寄生虫。

こいつもヒトが終宿主となっているので要注意です!!

小腸から腹壁を突き破り最終的には肺に到達して生殖活動を行うそうなので、腸~肺周辺で炎症が出るかもしれません><

 

E型肝炎ウイルス

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名前からも解る通り、E型肝炎を引き起こします。

このウイルスはほぼすべての野生動物観に広まっているようですね。

 

腸管出血性大腸菌

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腸管出血性大腸菌・・・といえばそう、O-157を引き起こすアレです。

食中毒で有名なこの菌も野生動物に含まれている可能性は高く注意が必要なんだそうです。

 

対処法は?

 

ここまで様々な危険性を調べてきましたが、しっかりと対処すれば安全に食べることができるのでご安心ください!

ずばりその方法とは・・・

 

よく加熱すること!!!

 

まぁ・・・うん、あたりまえなんですけれどね^^;

寄生虫も該当の菌も高熱には弱いので、調理の際にしっかりと火を通せばなにも問題はありません。

でも叩きとか、レアめのステーキとかだったら・・・ちょっと心配かもしれません><

とにかくくれぐれも加熱はしっかりと!!

獣肉がよく食べられる徳島県では鹿と猪の肉加工処理に関するガイドラインもあるそうです。(→こちら

こういうものが全国的にも広まっていったらいいですよね^^

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