春はいろいろな花を見ることができて、楽しい季節ですね。
桜の季節が終わると次にどこへ出かけようか考えますが、今年はシャクナゲの名所へ出かけてみませんか。
シャクナゲは「山の女王」とも呼ばれていて、4月から6月にかけてふわっとした豪華な花が咲きます。
季節限定ですから、この時期にぜひ見ておきたい花です。
今回はこのシャクナゲの花が美しい関東の名所をまとめましたので是非参考になさってください^^
シャクナゲの説明
シャクナゲはツツジ科ツツジ目シャクナゲ節に分類されています。
だからツツジに似ていますよね。
▼ツツジとの違いはこちら▼
ツツジ・サツキ・シャクナゲの違いは?3つを簡単に見分ける方法。
主に低木ですがまれに高木の物もあります。
一昔前までは高山に咲く花として栽培や鑑賞が難しい花とされてきましたが、最近の栽培技術の進歩により低地でも育つ花になりました。
ピンクと白が多いですが、赤、紫、黄色の花のシャクナゲもあり、見ごたえがありますよ。
関東のシャクナゲの名所
東京都調布市「神代植物公園」
5月の末頃の「薔薇フェスティバル」の時期にシャクナゲも見頃を迎えます。
こちらでは西洋シャクナゲを中心に32品種のシャクナゲが植えられ、4月下旬から6月上旬までシャクナゲの花を楽しめるようです。
他にも桜、ツツジ、ボタン、シャクヤク、モモ、フジなどたくさんの花が揃っています。
時期がいいとツツジ・サツキ・シャクナゲが見られるかもしれませんので3つの花の違いを研究するならここがおすすめですね^^
天気の良い日にこういう所でゆっくり花の観察をするのも素敵な春の楽しみ方ではないでしょうか。
東京都町田市「高蔵寺」
高蔵寺は1362年に足利将軍家の祈願寺として創建されました。
境内には30種類1500株のシャクナゲが植えられています。
高蔵寺に植えられている花は西洋シャクナゲで、淡い花色が多い日本産シャクナゲに比べて、はっきりとした赤、紫、黄色、白、赤紫などの色が見られます。
4月半ばから5月半ばにかけては格別に美しい花模様を見ることができますよ。
境内にはロウバイ、梅、ボタン、アセビなどの花が植えられ四季を通じて花が絶えることはありません。
サギソウ、マンリョウ、ムサシアブミなどの美しい野草もたくさん植えられ、小田急線沿線随一を誇る花の寺なんだそうです。
いつ行っても庭師がいる手入れの行き届いたお寺で、中庭には水車もあり和傘も飾ってある、まさに日本情緒たっぷりのお寺です。
神奈川県足柄下郡箱根町「強羅公園しゃくなげ園」
強羅公園のシャクナゲ園は、神奈川花の名所100選にも選ばれています。
ここでは約30種類のシャクナゲを見ることができますよ。
公園内のテイクアウト専門店で、6~7月は紫陽花ソフトクリーム、秋はマロンソフトクリームを食べられます。
紫陽花ソフトクリーム・・・どんなものかかなり気になりますね。
公園の中には「箱根クラフトハウス」があって、吹きガラスや陶芸も体験できます。
カフェピックでは、名物の強羅園カレーを食べることができ、一日中遊べそうなところですね^^
埼玉県秩父市「十文字峠」
こちらのシャクナゲ群は十文字小屋の方が丹精込めて管理しています。
山小屋の横にある展望台からシャクナゲの咲く園地を見渡すことができ、6月中旬までシャクナゲを楽しむことができます。
アズマシャクナゲとハクサンシャクナゲを見ることができます。
霧の中に咲くシャクナゲは神秘的で素敵ですね。
群馬県吾妻郡嬬恋村「浅間高原しゃくなげ園」
日本では絶対不可能と言われてきたシャクナゲ栽培に、日本で初めて成功した坂井さんという園芸家の方が開いたしゃくなげ園です。
末端価格で一本10~30万円するシャクナゲの木を、惜しげもなく何万本も浅間高原に寄付し、それに驚いた村民がボランティアで作った村民公園なんだそうです。
ここでは15万株のアズマシャクナゲが見られ、見ごろは5月中旬から6月上旬となっています。
茨城県北茨城市「花園神社」
坂上田村麻呂のの創建とも、慈覚大師の開基とも言われている神社です。
シャクナゲの群落が茨城百景に選ばれている天然記念物のシャクナゲも見ることができる名所。
樹齢600年の杉の古木も並ぶ荘厳な雰囲気が漂います。
拝殿の後ろにある本殿の彫刻は「三ざる」になっています。
「三ざる」といえば日光東照宮が有名ですが、と似ているようで、少し違うんだとか。
また、花園観光ボランティアガイドさんがいらっしゃるので、申し込めば神社や周辺のお話を聞かせてもらえます。(ガイド無料)
神社の近くには釣り堀もありますのでシャクナゲや神社をゆっくり見て、釣りをするのも素敵ですね。
いかがでしたか。
シャクナゲはもともと山に自生する花なので、ちょっと登山をしないと見られない場所にもあります。
結構歩かなくてはならない所も多いので、皆さん歩きやすい靴で出かけて下さいね。
また、ほとんどの所がシャクナゲだけではなく、他の花もたくさん育てている所ばかりなので、運が良いと花の絨毯のような景色が見られます。
シャクナゲは美しい花なので、皆さん写真を撮ったりして楽しんでいるようで、シャクナゲは皆さんに愛されている花なんだなと思いました。
手入れも大変ですが、見事な花を見ると疲れも吹き飛ぶことでしょう。
私も今年はのんびりとシャクナゲを見て、1日を過ごしてみたいものです。
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