「卒業記念にタイムカプセルを埋めよう!」
あなたは小学校や中学校の卒業の時にタイムカプセルを埋めた経験はありますか。
未来の自分への手紙を入れたり、写真を入れたり、寄せ書きを入れたりするんですよね。
私自身はタイムカプセルを埋めたことはありませんが、別の学年で丸い設置型のタイムカプセルを置いている学年もいました。
20年くらい経ってから開けるのはさぞドキドキするだろうなあ、と思います。
今の子供たちも卒業記念にタイムカプセルを埋めている学校もあるでしょうね。
今回はそんなタイムカプセルについて調べてみました。
一番注意しなければならないことは?
何十年後にタイムカプセルを開けるということを考えると、中の手紙が変色したり、 水で濡れて字が読めなくなっていたら困りますよね。
タイプカプセルにする容器は、何十年も持つほど耐久性が高くて、密閉性が保たれるものでなくてはなりません。
具体的には容量2リットル程度のガラス製の果実酒の瓶(蓋はプラスチック製)やポリ密閉容器などがよく埋められているようですね。
お菓子の缶の容器は、腐食するので、やめておいた方がいいそうです。
また、長く持たせるため、容器内は低水分・低酸素でなくてはなりませんね。
このため中に乾燥剤や脱酸素剤を入れた方がいいそうです。
でも、大量に脱酸素剤を入れたら、カプセル内の減圧作用を生み、カプセル自体の密閉性を損なうので、 入れすぎには注意しなくてはなりません。
また、手紙などを入れる際にも水分をしっかり飛ばし、キッチン用のチャック付き袋(ジップロックなど)に 入れた方が良さそうです。
ちなみに中に入れる紙は酸性紙だと紙の酸化が進み、退色・腐敗しますので中性紙を用い、筆記具も水性のものは避けた方がよいそうです。
水濡れ対策にはどうしたらいいの?
塩分・水分の少ない、水はけの良い土地で、なるべく深いところに埋めた方がいいそうです。
深い方が、温度変化が少ないからですね。
なるべく1メートルは穴を掘って埋めた方がいいそうです。
ガラス製で、蓋がプラスチック製の瓶で埋める場合、蓋はきっちり閉めて、蓋とガラスの継ぎ目を パラフィルムなどでしっかりと密閉しなくてはなりません。
更にタイムカプセル自体をビニール袋に入れるという手もあります。
場所が分からなくならないように対策は?
表示板や、杭、石碑など、何か目印になるものを立てる といいそうです。
ただし樹木はやめた方がいいですね。
木の根っこが伸びて、タイムカプセルを突き破ることもあるそうです。
タイムカプセル自体に紐かワイヤーをくくりつけて、その端を地面の上に出し、地面に出た端を表示板にくくりつける方法もあり、これなら分かりやすそうですね。
タイムカプセルを埋めた場所の地図や見取り図を作成し、別途保管しておくのもいいそうです。
例えば卒業アルバムに挟んでおいたりですね。
やはり専門店で購入した方がよいのか?
私も驚きましたが、タイムカプセル専門店ってあるんですね。
ちゃんと腐食に強いステンレスで丈夫なものを作っているお店があり、 中に入れる酸化防止セットも売っています。
▼こちらがメディアにも紹介され話題のタイムカプセル専門店▼タイムカプセルSHOP
タイムカプセル自体に日付や、学校名など刻印もできるんですね。
タイムカプセルを埋めた場所に立てる表示板も売っています。
お店のHPを見ると、 人気1位のタイムカプセルで長さ48.4センチ、容器の直径が14センチで、 税抜き28000円、税込み30240円です。
これだと50人くらいのグループに向いているそうです。
ちょっとお高いなと感じますが、人数で割れば ひとり大体600円くらいなので思い出作りにはいいかもしれません。
B4用紙を1枚入れた封筒が100通は入るそうです。
もう少し少人数用だと人気2位のものが、長さ21.1センチ、容器の直径が14センチで、 税抜き16000円、税込み17280円です。
B5の用紙を四つ折りにしたものを封筒に入れて、なんとか50通は入るそうです。
もっと高いものもあるのですが、クラス単位で買うとしたら、これくらいの大きさでしょうか。
確実に中身を保存したい場合は、多少お金を払っても専門店のタイムカプセルを買った方がよいでしょう。
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どうでしたか。 意外とタイムカプセルって、奥が深いんですね。
最近では卒業記念だけでなく、結婚や出産など様々な機会にタイムカプセルを埋めることもあるようです。
卒業の記念だと何十年後かに同窓会を開いて、タイムカプセルを開けてみるというのも いいイベントになりそうですよね。
開封する時のドキドキ感がよさそうです。
また親から子へ、子から親への手紙は泣けるものが多いそうですし、先生から生徒への手紙も感動的らしいです。
あなたもいろいろ注意点を守って、タイムカプセルを埋めてみたら楽しいかもしれません。
今年卒業するお子さんなどにも機会があったら教えてあげてみてはいかがでしょうか?^^