あの有名な「日光猿軍団」の復活が報じられましたね!
「猿の学校」「反省のポーズ」などでテレビでも一世を風靡した猿軍団…復活と聞き素直に嬉しいです!!
でも2013年に解散したはずが、一体どうしてまた復活という運びになったのでしょうか?
解散以来お猿さんたちや調教師さんたちがどうしていたのか、調べてみました。
そもそもなぜ解散してしまったのか?
「日光猿軍団」は、一般的な猿回しとは違い調教師一人が多数の猿に対して芸をするという芸風で人気となった猿回し団体。
「お猿の学校」という演目で注目され、創始者兼校長の間中敏雄さんのキャラクターとともに大人気になりました。
▼サルと触れ合う間中敏雄さん▼
1990年代には一世を風靡し、彼らが講演を行う日光猿軍団劇場は連日大賑わいだったといいます。
そんな猿軍団に転機が訪れたのは2011年の東日本大震災。
栃木県は直接被害はないので「なぜ解散までの影響が?」と思ったのですが、実は日光猿軍団のトレーナーさんたちは、中国人などの外国人が大多数で、彼らが震災以後放射線汚染を恐れた親の呼び寄せなどで一斉に帰国してしまったことで後継者不足に陥ってしまったんだとか。
また追い打ちをかけるように放射線汚染の風評被害によって客足も激減…猿たちの高齢化も進んでいたため、苦渋の決断として閉館を決めたようです。
当時、サルたちの平均年齢は20代後半。
これ、人間でいうとなんと70~80歳!
好きな食べ物も食が進まなくなっていたとかで…歳を取ると食が細くなるのは人間でも猿でも同じなんですね;;
そんな猿たちを見たことも解散を決断するきっかけとなったみたいです。
解散後どうしていたの?
2013年12月に「卒業式」を行い、日光猿軍団を閉園以降、猿たちはどうしていたのでしょうか?
間中さんは卒業時の2013年、猿たちの今後について「卒業したら自分が保有する私有地の山にかえし、余生をゆっくり過ごしてもらいたい」というようなことを言っていたので、もう公演ができないほど高齢の猿たちは山に帰ったのかもしれませんね。
(山を保有しているって凄いです^^;)
▼当時のインタビューの様子はこちら▼
以前猿軍団の劇場があった場所には記念館が設立され、ビデオ上映や衣装の展示が行われています。
が、実は、猿軍団はこれで終わったわけではありませんでした!!
なんと、中国から現地で「猿まわし劇場」を是非やってみないかという打診が来ていたのです!
帰国した中国人のトレーナーさんたちもいますしね、中国でやるっていうのは凄くいいアイデアだと私も思います。
この計画はとんとん拍子に進んでいき、2015年5月には間中さんが猿の指導をする名誉館長となる「日光猿軍団中国劇場」が中国・山東省にオープンする予定だそうです。
そしてさらに日本でも今回「反省」のポーズの芸で人気を集めていた村崎太郎さんが二代目校長としてさる軍団の復活を発表!
▼「反省」でおなじみの相棒猿“次郎”と並ぶ村崎太郎さん▼
彼は卒業式以降、素晴らしい猿まわし芸を失ってはだめだと、技の継承を熱望し、今回の復活に至ったんだとか。
本当に、この「日光猿軍団」を愛していたというのが伝わってきます。
余談ですが、初代は「日光猿軍団」で今回復活したのは「日光さる軍団」。
猿→さる へ、若干表記が変わっているようですね。
新しい芸はいつから見られるの?
さて、そんな新生「日光さる軍団」!
いつから見られるのか気になりますよね。
HPの情報によると「日光さる軍団劇場」のオープンは2015年4月29日午前九時から。
うーん、これはかなり混雑しそうです!
数日後には中国劇場もオープンしますし、この春からはまたテレビなどでも日光猿軍団の姿を見る日が多くなるかもしれませんよ^^
ちなみに解散の理由にもあった猿の高齢化は大丈夫か?と心配しましたが、間中さんの猿たちは新生さる軍団には一匹も入っていないそうです。(安心!)
ぴちぴちの若い猿たち、お披露目の場でも少し慣れない手つきでご挨拶をしていたそうで、彼らの成長ぶりにも注目ですね。
私も機会があったら是非実際に劇場にいってみたいな、と思います!