寒い冬が終わったら、ポカポカと温かい春の季節がやってきます。
春は、何となく心もウキウキしてきますね^^
雪や寒さに耐えてきた木も、芽を出して、桃の花が咲く季節が巡ってくると、女の子の節句「雛祭り」の季節です。
大切な娘さんの幸せを願う行事・・・きちんとお祝いしてあげたいですよね^^
お雛様はお祖父様・お祖母様が買ってくれることが多いようです。
しかし、「長女の初節句には、買ってくれたけど、次女が生まれた時はその子のためのお雛様っているのかな?」と考えているお母さんは多いと思います。
今回はその疑問について、お雛様を飾る理由や由来から考えてみましょう。
▼ひな祭り・雛人形についての記事はこちら▼
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お雛様を飾る理由・由来は?
平安時代の貴族の間では紙で作った人形で遊ぶ「ひいな遊び」が流行していました。
そして、三月の最初の巳の日に、陰陽師を呼んで無病息災を願い、人形(ひとがた)に自分の災厄を乗せて川や海に流していたそうです。
出典元
その二つが合わさったのが、雛祭りの始まりです。
つまり、人形に女の子の災厄を背負わせて、女の子が無事に成長しますようにと願ったのが雛祭りの由来でなんですね。
原則として雛人形は女の子ひとりにつきひとつ必要だそうです。
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姉妹がいる家の実際のところは?
私は長女で下は弟なので、私だけのお雛様は持っています。
祖父母から贈られたお雛様です。
では姉妹がいる家庭では?
友達の家庭を思い返したりネットでの情報をみると、皆さん姉妹で一つのお雛様という方が多いようですね。
もちろん、住宅事情などで大きなお雛様とそう何個も置けないということもあるでしょう。
ですが意外にお雛様が女の子の厄を背負ってくれているという由来を知られていないからということもあると思います。
最近は、コンパクトなお雛様も多々販売されていますし、全国の姉妹を持つお母さん方でお雛様の由来を知っている方は、お子さんに小さいお雛様や吊るしびなを買って、飾ってあげているようです。
私も正直、最近まで知りませんでしたが、もし姉妹がいたとしたら、小さいお雛様でいいから、一人に一つずつ、お雛様を飾ってあげたいですね^^
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吊るしびな、ミニ雛人形とは?
吊るしびなとは、こういうものです。
吊るされている小物の一つ一つに意味があり、全体的には、「衣食住にこまらないように」という願いを込めたものが多いです。
例えば、羽子板は女の子の家に贈られる縁起物です。
羽子板は、悪いものを跳ね飛ばすと言われ、「災厄がなく、無事に成長しますように」という意味が込められています。
そういえば羽子板を飾る家もありますね。
花の飾りは、「花のようにかわいく育ちますように」という意味が込められています。
吊るしびなは愛情に溢れた飾り物ですね。
吊るしびなは、場所を取らず、しまいやすいという利点もあります。
手作りするキットも売られおり、 お祖母様が手作りする家もあるそうです。
私も手芸が好きなので、作ってみたくなりました。
吊るすタイプばかりではなくて、置くタイプもあります。
価格もそんなに高くないものから揃っていますよ。
また、ミニ雛人形もかわいいものが揃っています。
手のひらサイズのものもあり、ドールハウスみたいでかわいいんですよ^^
これなら、飾るスペースがそんなになくても、飾れますね。
吊るしびなも、ミニ雛人形も、現代の住宅事情に合った、雛人形だと思います。
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いかがでしたか。
本格的なお雛様は出すのにも手間がかかりますし、しまう場所も取りますが今ではそうではないものもあるのですね。
娘さんが無事に成長することを願って、姉妹おひとりずつにお雛様を飾ってみませんか?